オスグッドシュラッター病

まつもと整骨院

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オスグッドシュラッター病

院長ブログ

2024/05/10 オスグッドシュラッター病

 

5月の連休も終わり部活やクラブチームの新一年生が本格的に入部し、疲れが出始める時期となりました。

 

今日はこの時期の学者さんの来院ランキングで上位に入るオスグッドシュラッター病を解説、症例を書いてみます。

 

 

 

地元中学でバレー部に入ったm.m君

 

症状を聞くと 【走ったり膝を曲げ伸ばしすると膝のお皿の下が痛くなります…】 と言うことです。 痛みが出始めてすぐに整形外科を受診。【オスグット病】と診断されました。

 

 

治療に携わる人なら一度は見たことがあるであろうこの症状!でも急になった子供や親御さんはなに?なに?って感じだと思います。 まずはオスグット病について説明しますね(o^^o)

 

 

「オスグッド病(オスグッドびょう)は、サッカーやバスケットボールなどのスポーツをする中学生や高校生に多く見られる、膝の脛骨が出っ張って痛むという骨軟骨炎である。オスグッド症候群ともいう。

 

 

多くの患者は、膝の脛骨の付近の痛みや膝裏の痛みを感じる。様々なスポーツでジャンプや屈伸を行うことにより、大きな衝撃が膝(脛骨)付近に生じ、脛骨粗面付近に炎症が生じる。脛骨粗面に存在する骨端核に機械的牽引力がかかることに起因するとされる。このため10 – 15歳の活発な発育期の男子に多く発生し、運動時に症状が強く現れる。 引用 – Wikipedia」

 

 

ちょっと難しいですよね(^^;) 超簡単に説明するとスポーツやトレーニングのやりすぎで太ももの筋肉が固くなり膝が痛くなる!と言うものです!!

 

 

色々原因はありますが僕の経験でも一番の原因はオーバーワーク(スポーツやトレーニングのやり過ぎ)です。

 

スポーツのやり過ぎ!オーバーワークにより太股の前の筋肉(大腿四頭筋)が固くなります。 赤い部分が大腿四頭筋です! この筋肉は、主にジャンプをしたり、踏ん張ったり、なにかを蹴ったり、しゃがんだり、そうゆう動作のときに使います。この筋肉を使いすぎるとどんどん固くなっていきます。

 

 

こうなってくると危険信号です(*_*) オスグッドの場合まず成長期の小学生や中学生はスポーツや激しい運動などによりももの前の大腿四頭筋に負担がかかりこの筋肉が固くなります。 そうすると筋肉が縮んで固くなるので、この筋肉が付いている部分・お皿の下あたりが引っぱられます。

 

筋肉は関節をまたいで骨から骨にくっついているわけですから大腿四頭筋(太もも)が縮んで固くなると付着部の脛骨粗面(お皿の下あたり)をつねに引っぱる状態になります。

 

 

骨というものも常に代謝をしていて、中の成分が毎日作ったり壊されたりを繰り返しています。

 

そのなかで常に引っ張られた状態だとだんだんと骨がはがれていき、骨の変形を起こします。 成長期の子供はとくに骨がまだ成長段階にあり軟骨が存在するのでこの影響を受けやすいのです。 原因の二つ目はストレッチ(アフターケア)不足です。

 

 

これはアフターケアが不足していることによるものです。先ほど書いたように筋肉は使うと固くなります。そしてそのまま放置しておくと緊張状態が続きさらに固くなっていきオスグッドを引き起こします。

 

なのでストレッチをして縮んで固くなった筋肉を伸ばしてゆるめる必要があるんです。 しかしスポーツ後にめんどくさくてストレッチをしない子が多いのが現状です。

 

 

指導者の問題でもあると思いますが自宅などでは親御さんがしっかり管理してあげましょう。 簡単なストレッチのやり方はうつぶせに寝て痛い方の足をゆっくりと曲げていきます。

 

 

イメージはかかとをお尻につけていくような感じです。 この時の注意点は曲げて行くと太ももの前側が突っ張ってきて痛みがでる場合があります。 痛みが出た状態でストレッチすると逆効果になりますのでこれ以上曲げたら痛いかな?と言う位置でゆっくりストレッチしましょう!

 

そして原因の三つ目はカラダのバランスの乱れです。 体のバランスが崩れてしまい大腿四頭筋(太ももの筋肉)に負荷がかかる状態で生活やスポーツをしてしまっていると知らず知らずのうちに膝に疲れがたまります! これが意外と多いんです。

 

今回来てくれたm.mくんも腰からお尻の筋肉のバランスが悪くなりかなり固くなってしまっていました。 膝周りの治療は勿論大切ですが体全体のバランスをしっかりと整え筋肉をゆるめた後に全身整体を施し体のバランスを整えました! 治療後は 【膝の痛みもましで体も軽くなりました(o^^o)】

 

楽になったみたいで良かったです(^o^) 今回のオスグット病のようないわゆるスポーツ障害はならないようにアフターケアをしっかりするなど工夫するのが大事ですがなってしまった場合は早く痛みを楽にしスポーツに復帰できるように治療していく事が重要です。

 

オスグット病は早期にしっかりと治療すればひどい痛みになることはありません。スポーツを頑張っている子供はちょっとした痛みや体の不調を我慢しがちです。痛いと言えば練習もできないし試合に出れない可能性もあるからです。

 

 

そのような状況で痛みがひどくなり練習も試合もできない体になってしまっては身も蓋もありません。 お子さんが痛い思いをしたり、大好きなスポーツができないってつらいですもんね。

 

 

ですから日頃からの自分で出来るアフターケアと僕たちのような体のプロによるコンディショニングを定期的に受けることでひどい痛みが出ないような体づくりや、たとえけがをしたとしても早く治る体づくりをすることをおすすめします! もしお子さんが何かスポーツを頑張っていて膝や肩、肘、腰などに違和感をうったえた場合はお早めにまつもと整骨院へお電話ください(^o^)

 

 

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